腺房腺癌 (acinar adenocarcinoma)

https://www.google.com/search?q=腺房腺癌

体を構成する組織のうち、腺組織とよばれる上皮組織から発生するがん。
胃, 腸, 子宮体部, 肺, 乳房, 卵巣,前立腺, 肝臓, 膵臓, 胆のうなどに発生する。

じいじの場合

2024/04/05の受けた生検において、前立腺針生検組織12本の内、2本が類円形核を有する異型上皮細胞が独立小型腺管、管腔の不明瞭な腺管、癒合腺管形成しながら浸潤増殖。腺房腺癌の所見を主治医からつたえられた。

グリソン・スコア (Gleason score)

https://www.google.com/search?q=gleason+score

下図は、国立がん研究センターの2024/04/18現在のWebページ「https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/urology/070/010/010/20210518112813.html」から抜粋・引用させていただいた、グリソン・スコアの部分のスクリーンショットです。

じいじの場合

2024/04/05の受けた生検において、前立腺針生検組織12本の内、2本が、それぞれ下記の値
3 + 4= 7, 腫瘍長 0.5/13mm
3 + 4= 7, 腫瘍長 4.0/15mm, 非連続病変

最低が6、最悪が10なので、じいじは“最低の次”です。同じ7でも、3 + 4 の方が、4 + 3 よりも良い。

病期 (ステージ)：TMN分類

https://www.google.com/search?q=TNM+前立腺

下表は、がん情報サービスの2024/05/08現在のWebページ「https://ganjoho.jp/public/cancer/prostate/treatment.html」から抜粋・引用させていただきました。

▼ 表1：前立腺がんの病期分類

T1	直腸診で明らかにならず、偶然に発見されたがん
T1a	前立腺肥大症などの手術で切り取った組織の5％以下に発見されたがん
T1b	前立腺肥大症などの手術で切り取った組織の5％を超えて発見されたがん
T1c	PSAの上昇などのため、針生検によって発見されたがん
T2	直腸診で異常がみられ、前立腺内にとどまるがん
T2a	左右どちらかの1/2までにとどまるがん
T2b	左右どちらかだけ1/2を超えるがん
T2c	左右の両方に及ぶがん
T3	前立腺をおおう膜(被膜)を越えて広がったがん
T3a	被膜の外に広がっているがん(片方または左右両方、顕微鏡的な膀胱への浸潤)
T3b	精のうまで及んだがん
T4	前立腺に隣接する組織(膀胱、直腸、骨盤壁など)に及んだがん
N0	所属リンパ節への転移はない
N1	所属リンパ節への転移がある
M0	遠隔転移はない
M1	遠隔転移がある

じいじの場合

先に受けた各々の検査に加え、2024/04/19に受けた核医学検査、2024/05/02に受けたCTの結果を受け、T2c N0 M0と診断された。

病期 (ステージ)：リスク分類

▼ 表2：転移のない前立腺がんに対するNCCNリスク分類

低リスク	病期T1～T2a, グリーソンスコア6以下, PSA値10ng/mL未満
中間リスク	病期T2b～T2c, グリーソンスコア7または PSA値10～20ng/mL
高リスク	病期T3a, グリーソンスコア8～10または PSA値20ng/mL以上

じいじの場合

中間リスク
それぞれの値は、
(2024/05/02) T2c
(2024/04/05) 7 = 3 + 4
(2024/02/15) 3.22

生存率

じいじの場合

Ⅱ期の5年生存率は、ネット・サバイバルで、100%
※ネット・サバイバル：純粋に「がんのみが死因となる状況」を仮定して計算する方法

下図は、がん情報サービスの2024/05/08現在のWebページ「https://hbcr-survival.ganjoho.jp/graph?year=2014-2015&elapsed=5&type=c12」から抜粋・引用させていただいた、ネット・サバイバルの部分のスクリーンショットです。

参考サイト

がん情報サービスのWebサイト

「 前立腺がん 治療：[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] 」
https://ganjoho.jp/public/cancer/prostate/treatment.html

「 院内がん登録生存率集計結果閲覧システム] 」
https://hbcr-survival.ganjoho.jp/graph?year=2014-2015&elapsed=5&type=c12